*変数 [#z8a915d3]
 RIGHT:[[「ヘルプ補足」諸注意>../「ヘルプ補足」諸注意]]	
 #contents
 
 
 
 **数値変数 [#y95d6f24]
 
 ***数値の表記方法 [#g539cdfd]
 &color(red){◆保証未確認動作'''(確認ver2.2.25)'''};~
 関連項目:
 [[Format関数>ヘルプ補足/文字列処理関数#de98d77f]]
 #hr
 
 半角数字と小数点よりなる「ふつうの」表記方法のほかに、以下が可能です。~
 ・ 「,」を交えた表記 例)i = 1,234,567~
 ・ 浮動小数点表記  例) i = 1.234567E6('E'は小文字'e'でも可)
 
  標準的な書式ではありませんが、以下のような不規則な表記も可能です。~
 ・ i = 12,3456,7~
 ・ i = 1234.567E3~
 ・ i = 12345670E-1~
  これら5つの例はすべて、i = 1234567 の場合と同じ数値が入ります。代入後のデータは「,」や「E3」がついた形ではなく、SRC の標準的な数値データの形式(「1234567」)で保持されます。(もちろん、i = "1234567" と代入した場合は文字列として処理され、「,」「E3」は保持されます)
 
 数値の冒頭に「¥」を加えた文字列も数値として認められます。この文字列を変数に代入すると、変数には「¥1234567」など「¥」がついたデータとして保持されますが、これを数値として演算したデータでは「¥」が消えます。
  例:
  i = \1234
  Confirm "$(i) $(i + 1)"
  # "\1234 1235" と表示される
 
 あまりおすすめできませんが、~
 ・ i = 1234~
 のように、全角数字列を代入したデータも数値として認められます。代入されたデータは全角のまま保持されますが、数値演算をしたデータでは半角数字になります。
 
  IsNumeric関数も、上記のさまざまな表記を数値として判別します。
 
 
 *** 数値変数の有効範囲と精度 [#q098686c]
 &color(red){◆保証未確認動作'''(確認ver2.2.25)'''};~
 数値の有効桁数は、15桁ちょうどです。これを超える桁は、''四捨五入''されます。(15桁というのは有効精度であって数の大きさではありません)~
 // 実測した結果であって、ソースコード解析はしていません。
  例: i = 1234567890123456789 と代入すると、実際に i に入る値は、上から15桁をとって、~
          1234567890123460000 になります。~
 
 ただしこれは、単純な変数表示などの場合です。実際には、計算の途中で一度でも制限に引っかかるとそこで丸められます。また、関数やコマンドでは、VBの長整数型データ(-2147483648〜2147483647の整数値)などを使っている場合もあります。この場合もその時点で丸められます。なかにはRandom関数など、VBの短精度浮動小数点型(有効桁6桁強)を参照するSRC関数もあります。~
 
 $()によって正しく表示可能な数値の絶対値の大きさの範囲は、おおむね、最大で308桁、最小で小数点以下71桁までです。
 // 以上、実測した結果であって、ソースコード解析はしていません。
 
 以上のことは、数値データに対してのみあてはまります。~
  i = "1234567890123456789" と代入されたデータは、文字列として扱われそのまま代入されます。しかし、~
  i = i + 1 など、この変数 i を数値計算すると、その時点で数値として扱われ、丸められます。
 
 
 **時間変数 [#e4ce53cd]
 &color(red){◆保証未確認動作'''(確認ver2.2.25)'''};~
 関連項目:
 [[Format関数>ヘルプ補足/文字列処理関数#de98d77f]]
 #hr
 システム変数Now で取得した変数だけでなく、これと同じ書式の変数は時間変数として取り扱うことができます。合致する書式は~
  2007/7/2 3:21:6~
  2007/07/02 03:21:06~
 のような文字列です。
 この書式の変数は、時間データ処理関数(GetTime関数を除く)で処理できます。Format関数の日付/時刻書式も有効です。
 
  2007/7/2 のように日付だけのデータや~
  3:21:6 のように時刻だけのデータも限定的には有効です。~
 ただし、日付だけのデータを時刻関係の関数の引数にするとゼロが返り、Format関数の時刻書式を適用すると不測の結果になります。~
 時刻だけのデータを日付関係の関数の引数にしたり、Format関数の日付書式を適用したりすると、1899/12/31 などの日付が返ってきます。
 
 &br;
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 **コメント [#ida5d9a7]
 #comment