| はじめましてXXXと申します。
「巨大分岐が売りのSRW系シナリオ」 元の作品もそれに応じた形で膨大な量になっており、味方だけでも相当数に、ところが舞台はキャラ個人に焦点を当てた形ではなく、全体的な局面に焦点が合っていたため、流れを見失うことなく進めることができます。 また、個々のキャラそれぞれが埋没することなく、魅力的に描かれており、人物描写に関して神業的な作者の力を感じさせられました。 作者の「勧善懲悪も、勧善懲悪否定も描きたくない」という言葉の意味も、最初は?だったものの、その一辺倒ではない展開に納得しました。
「イデ」「使徒」などの解釈もジグソーパズルのピースがはまっていくかのようなうまい解釈で溜飲が下がりました。
魅力的な方向へ掘り下げられたキャラクター(特に悪役)や、ラストバトル級のステージが連続する後半などは、好みが分かれるかもしれませんが、私は非常に楽しくプレイさせていただきました。(まだリュウセイルートだけですが。)あえて難を挙げるなら、後半の強さのインフレでしょうか、特に○○○○VS###であっちが勝ったのは非常にうれしかったのですが、一方で「何故?」という疑問がしばらく付きまといました。
SRCのシナリオで、『良作で楽しめるシナリオ』は他の作者の方々の物でも数多くやらせていただきましたが、シナリオクリア後に感動したのはこれが初めてでした。駄文だとは思いましたが、シナリオ遂に完結ということで、一言感想を述べさせていただきました。 (誰かもっとうまく感想書いてくれないかな…)
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